今回は排水管理についてのお話です。
めっきは、たくさんの薬品の上に成り立っているので、排水管理はかなり重要な項目になります。
普段、排水をしっかり環境基準の基準値内で出すために、管理が大切です。
基本的には、工場から出た排水を中和し、凝集沈殿させ、ろ過するといった流れです。
綺麗になった水は、最終放流槽へ向かいますが、溜まった汚れはどうするのでしょうか・・・
ざっくり説明しますと、凝集沈殿槽にて下部に溜まったスラッジを、フィルタープレスという機械で脱水
&濃縮させ、よく乾かしたら産業廃棄物として市の管理の元、処分してもらっています。
このような排水処理がしっかり行われるために、トラブルが起きないよう、薬品がしっかり添加されてい
るか、PH計の洗浄、排水の詰まりや、ポイントにおける汚れの除去などを定期的に行うことが大事です。
冬場はPH計の反応が鈍ることから、薬品の過剰添加がないよう、使用量の把握も大切な管理項目になって
きます。
今日はめっき屋さんの排水管理についてのお話でした。(坂田)