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排水管理

今回は排水管理についてのお話です。

めっきは、たくさんの薬品の上に成り立っているので、排水管理はかなり重要な項目になります。

普段、排水をしっかり環境基準の基準値内で出すために、管理が大切です。

基本的には、工場から出た排水を中和し、凝集沈殿させ、ろ過するといった流れです。

綺麗になった水は、最終放流槽へ向かいますが、溜まった汚れはどうするのでしょうか・・・

ざっくり説明しますと、凝集沈殿槽にて下部に溜まったスラッジを、フィルタープレスという機械で脱水

&濃縮させ、よく乾かしたら産業廃棄物として市の管理の元、処分してもらっています。

 

このような排水処理がしっかり行われるために、トラブルが起きないよう、薬品がしっかり添加されてい

るか、PH計の洗浄、排水の詰まりや、ポイントにおける汚れの除去などを定期的に行うことが大事です。

冬場はPH計の反応が鈍ることから、薬品の過剰添加がないよう、使用量の把握も大切な管理項目になって

きます。

今日はめっき屋さんの排水管理についてのお話でした。(坂田)

 

2024年02月28日

めっきの役割

めっきは何のためにするのでしょうか?めっきの機能性とは?

 

めっきをすることで見た目を良くして、錆びにくくしてくれるそんな役割があるとご存知ではないでしょうか・・・

錆びないようにすることで、材料そのものの寿命を伸ばすことができます。

めっきをしていない、表面処理を施していない材料は当然錆びていってしまい、最終的にはボロボロになってしまいます。

 

外観を良くする、錆びにくくする、それ以外にもめっきの役割はあります。

表面を固くする、電気が流れないものにめっきをすることで、電気を流せるようにするなど、

めっきの特性によって様々です。

 

今回はめっきの役割についてお話しました。(坂田)

全国鍍金工業組合からめっきについての簡単なPR動画も出ています。
下記ボタン↓

 

 

2024年02月07日

めっきのこと

未知の世界めっき。塗装と何が違うの?そんな疑問にお答えします。

 

めっきと一言と言っても、塗装のように何か上に塗る?のる?そんなイメージをお持ちの人が

多いと思います。

その通りで、材料の上に被膜を付けるというのがめっきです。

めっきにも色んな種類がありまして、電気を使って電着させるものもあれば、電気を使わないもの、

真空状態で金属を吹き付ける特殊なものまであります。

弊社が行っているのは、電気を使って金属を電着させる電気メッキです。その金属とは、亜鉛です。

亜鉛めっき被膜が材料に付くことで、材料をサビから守るという機能を与えることができます。

合金めっきは、それのプラスアルファ表面をさらに固く、錆びにくくするのに、有効です。

金属を材料に付ける=めっき

塗料を材料に付ける=塗装

というとわかりやすいかもしれません。(坂田)

 

2023年10月17日